株式会社J.D.パワーアジア・パシフィックは、2012年コールセンター満足度調査の結果を発表した。
2012年4月に、家電・電気製品メーカーや生命保険会社などコールセンター機能を利用する業界を対象に、インターネット調査を実施し、10,280人から回答を得た。
調査によると、「業界満足度ランキング」では、「損害保険会社(656ポイント)」がトップとなった。以下、「インターネットサービスプロバイダ(653ポイント)」、「証券会社(652ポイント)」、「自動車メーカー(651ポイント)」と続いている。ちなみに、全体の平均は、632ポイントで、最下位は、「クレジットカード会社(602ポイント)」となった。
また、「産業別ランキング」でみると、「損害保険会社」では、「AIU保険会社」、「三井住友海上火災保険」、「ソニー損害保険」の順、「インターネットサービスプロバイダ」の場合には、「eo光」、「@nifty」、「OCN」の順となった。
さらに、「損害保険会社の担当者/オペレーターが行っている対応実態」をみると、利用者の「名前を呼んでの挨拶(33%)」、通話終了時の「他に問題が無いかの確認(64%)」など、全体の平均よりも、10%近く上回る結果となった。
“自動音声案内”については、「とてもわかりやすい」と回答した人の割合が、利用者全体の20%にとどまっていることから、改善の余地はあるようだ。
今回の調査結果から、利用者の用件解決にとどまらない問いかけや配慮が、高い満足度に繋がっていることがわかった。「聞く耳」を持つコールセンターの姿勢が、来客を顧客へと変えてくれるに違いないようだ。
株式会社J.D.パワーアジア・パシフィックリリース