株式会社ライフメディアは、全国の10代から60代の男女を対象としたFacebook(フェイスブック)に関する調査を行い1954人から回答を得た。
82%が実名登録
まず、Facebook(フェイスブック)への登録の有無を聞いたところ、登録をしている人は約30%であったという。また、Facebook(フェイスブック)を知らない人と回答した人は2%程度。認知度、登録者ともに2011年の調査と比べ増えた結果になった。
また、Facebook(フェイスブック)に登録していないと回答した人の登録をしない理由は、「自分には不要なサービスだから(48.1%)」が最も多く、続いて「実名で登録することがいやだから(43.6%)」となった。女性だけの結果では「実名で登録することがいやだから」がトップになっており、ネットサービス上に実名で登録することに抵抗があると感じている人が多いことが分かった。
次に、Facebook(フェイスブック)の登録者に対して、登録名について尋ねたところ、82%が「実名で登録している」と回答しており、実名の含まれない愛称で登録をしているのは、10%未満だったそうだ。Facebookは実名で登録するものと認知されていて、実名でないと検索されてもわからないということの裏返しなのだろうか。
37%が何らかの自分の写真を使用
そして、Facebook(フェイスブック)の登録者のうち、プロフィール写真に「顔がわかる自分の写真を使っている」のは25%、「顔のわからない自分の写真を使っている」のは11%。また、37%が何らかの自分の写真を使っているという結果となった。実名では登録するものの、顔写真を掲載することには依然として抵抗感が強いようだ。
企業と個人の温度差
2012年5月に米国ナスダック市場に上場し、日本でも注目を集めたFacebookだが、日本のユーザーは実名登録や顔写真の掲載という点では冷静にその必要性やリスクを見極めている向きもあるようだ。
一方、実名登録ということで荒れにくい面もあるFacebookを使った商品のプロモーションやキャンペーンを実施する企業も増えてきており、将来的には、Facebookユーザーと企業の温度差がどのように収斂していくのか引き続き注目していきたい。
リサーチバンク株式会社ライフメディア