マスターカードが世界の都市をランキング
マスターカードはこのほど、「世界渡航先ランキング(Global Destination Cities Index)」を発表した。海外からの渡航者数、渡航者の消費金額でロンドンが2年連続の1位に輝いた。
今年の人気都市はロンドン
同調査は今年で2回目。海外からの渡航者数と渡航先都市での消費額で、世界の各都市をランク付けするものだ。
渡航者数、消費額の両方で1位にランクされたロンドンは、昨年度も消費額で1位に輝いている。今年はロンドンオリンピックが開催されることもあり、もっとも注目度の高い都市である。
観光客がお金を使いたくなる有名な美術館や博物館、劇場などがそろっていることから、消費額が高騰する都市でもある。
渡航者増加率2位の東京だが
渡航者数の増加率をみると、東京が前年比21.5%で、リオデジャネイロ(28.6%)に次ぐ2位にランクされた。消費額の増加率も24.3%で3位に入った。
ただ昨年は、東日本大震災や福島第1原発事故の影響を受け、海外からの渡航者が激減しており、この増加率は「もとに戻りつつある」ことを示しているに過ぎない。
東京の人気が世界中で高まっているわけではなく、悲哀の感じられる上位ランクインといえる。
◆マスターカード
http://www.mastercard.com/jp/gateway.html