ガラパゴス携帯からスマートフォンへの移行が進んでいるようだが、それでもなお、スマートフォンへの抵抗が強い人がいる。そこで、インターネットコムとgooリサーチが「スマートフォン非利用者」の実態についての調査を行った。
調査結果
調査対象は、全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,087人。男女別では、男性が52.9%、女性が47.1%。年齢別では、10代が16.3%、20代が18.1%、30代が21.3%、40代が16.1%、50代が15.7%、60代以上が12.4%であった。
この1,087人のうち、「従来の携帯電話を使っている」人と「従来の携帯電話もスマートフォンも使っていない」人は計746人(64.1%)。この746人にスマートフォンを今後使いたいかどうか聞くと、「使いたい」人が430人(57.6%)、「使いたくない」人が316人(42.4%)だった。
これほど世の中でスマートフォンの広告が満ち溢れているのに、使いたくない人が結構いるのは意外である。「使いたくない」理由は、「従来の携帯電話の機能で十分だから」、「価格・維持費が高いから」、「バッテリの減少が早いから」といったものが多かった。その他にも「セキュリティ面が心配だから」、「タッチパネルに指紋がついて汚くなるから」といった意見もあった。
年代別の傾向は分からないが、このたびNTTドコモから「らくらくスマートフォン」も発表され、抵抗感の強いシニア層にアピールしていくと思われる。今後の動向がまた注目される。
それにしても、従来型の携帯電話の人気はなかなか根強いもののようだ。
インターネットコムgooリサーチ