スマホの普及とともに、SNSはより身近なものとなっている。ユーザーは、新しいコミュニケーション手段であるSNSをどのように利用しているのだろうか。インターネットコムとgoogleリサーチが「SNSでのコミュニケーション」について調査を行った。
調査結果
調査対象は、全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,076人。男女別では、男性が52.8%、女性が47.2%。年齢別では、10代が15.9%、20代が18.6%、30代が21.6%、40代が16.3%、50代が15.7%、60代以上が12.0%であった。
このうちSNSを利用しているのは574人。SNSで実名を公開しているかどうかを聞くと、「実名を公開している」人は156人(27.2%)、「匿名にしている」人は264人(46.0%)。「SNSによって実名・匿名を使い分けている」人が154人(26.8%)だった。Facebookのように実名公開を原則にしているSNSもあるが、まだまだ匿名でいたい人の方が多いようだ。個人情報の流出を恐れているのだろうか。
また、SNSでコミュニケーションをとる上で、どのようなことを考えているかを質問すると、「有益な情報を得たい」「友人・知人とのつながりを保ちたい」「趣味の合う人と知り合いたい」という回答が多かった。SNSの迅速性と利便性から、広く浅い人間関係を求めている人が多いように思う。
さらに、SNSでコミュニケーションをとる上で、心掛けていることを複数回答で聞くと、「毎日欠かさず閲覧をしている」「投稿頻度(多すぎ・少なすぎ等)に気をつけている」「友人・知人の投稿には積極的に反応する」という答が返ってきた。
バーチャルであるようで、ちょっと間違えるとリアルな人間関係にひびが入ってしまうSNS。ここでも様々な気遣いが必要なようだ。SNSと現実の双方の人間関係のコントロールに疲れないようにしたいものである。
インターネットコムgooリサーチ