株式会社マクロミルは、2012年7月2日から、日本と中国で、『MROC(Marketing Research Online Community)』サービスの提供を開始することを発表した。
同サービスは、商品の嗜好など、共通の要素を持った利用者を、メンバー限定のコミュニティに招待し、特定のテーマについて自由にディスカッションをしてもらい、その内容から“消費者インサイト”を探る調査手法というもの。
会話以外にも、写真やアンケート・日記などの協力依頼も可能。また、日本語だけでなく、中国語と英語にも対応しているため、複数国での調査を行うことも可能となっている。
同サービスの操作画面は、参加者が回答しやすい要件のため、既存のSNSに似たインターフェースとなっており、管理者は、参加者の発言状況やアンケート結果をリアルタイムに集計することができる。
ちなみに、“消費者インサイト”とは、消費者の行動や態度に表れない「本音」の部分を見抜くことといわれているマーケティング用語のひとつ。英国で生まれ、その後米国に導入されたとのこと。
どれが本音で、誰が嘘を吐くか。「ライアーゲーム」さながらに、丁々発止のやり取りが見ることができるのなら、ある意味でこの試みは「成功」なのかもしれない。
株式会社マクロミルリリース