がん治療について意識調査
東京海上日動あんしん生命保険は14日、「がんに関する意識調査」の結果を発表した。アンケート調査の結果からは、がん治療について、年代や性別でも意識の異なる様子が読み取れる。
預貯金? 保険? がん治療費はなにでまかなう?
がん治療について、入院期間が短縮され、通院治療が増えていることなどは多くの人が認識している。
治療費については「平均的な治療費が100万円」といわれたらどう思うか、との設問に対して、「思っていたより高い」と回答した人が60%を占めた。
その治療費をどうまかなうかについて、預貯金(73.6%)と答えた人がもっとも多く、保険(53.8%)、がん保険(41.3%)と続く。
男性では「がん保険」の割合が年齢とともに増加。一方女性では「保険」が20代にくらべ30代以降は急増することから、30代から保険に加入する層が多い様子がよくわかる。
自分はいいが家族のために
健康保険の対象外となる高額の治療を受けたいか、という問いについて「高額でも受けてみたい」と答えた人は、9.2%にとどまった。
一方、家族ががんの場合について訊ねた同じ質問に対して約5倍にあたる49.2%の人が「高額でも受けさせたい」と回答している。
家庭を持つ人は、自身のためでなく家族の経済的・心理的負担を軽減するべく、がん保険への加入を検討すべきかもしれない。
◆がんに関する意識調査
http://www.anshin-gakuen.jp/library/research/pdf/20120514cancer.pdf◆東京海上日動あんしん生命保険
http://www.tmn-anshin.co.jp/