本をじっくり読むわけではないが、ちょっと見たい時に公共図書館は便利だ。お金はかからないし、返した後は場所を取らない。本や雑誌はネットや携帯に押され気味だが、図書館を利用する人はまだ多い。
そこでインターネットコム株式会社とgooリサーチは、図書館について調査をした。
1,092人が回答を寄せた。このうち「ふだん公共図書館を利用する」と答えた人は515人で、47.2%だった。「利用する」と答えた人達に、図書館に実現してほしいサービスを尋ねた。
1番多かったのは「蔵書検索」で、275人が望んだ。次は「借り出し予約」で264人、3位は「電子書籍の閲覧」で186人だった。4位は「利用案内や休館日照会」で182人、5位は「無線LANスポットの設置」で175人だった。
千代田区や堺市は既に実現
蔵書検索や借り出し予約を行っている図書館は既にかなりあるが、電子書籍を貸す図書館はまだ少ない。だが、千代田区や堺市では実現している。これから他の自治体も電子書籍の貸し出しを始めると思われる。
調査は2011年11月18日から23日までの間、全国の10代から60代以上のインターネット・ユーザー1,092人から回答を得た。男女比は男52.7%で、女47.3%。年代は10代16.5%、20代18.2%、30代21.2%、40代16.5%、50代15.7%、60代以上12.0%だった。
ネットに押され気味の出版業界が、ネットによって復活したら面白い。
千代田web図書館堺市立電子図書館