大西洋より塩辛い
塩分のとりすぎは高血圧を引き起こし、脳卒中や心臓病の原因となる。こういった塩分の害について啓発運動を小なっている英国の団体が国内で売られているピザの塩分濃度を計測。結果を発表した。なかには大西洋より塩辛いピザも発見されたという。
しょっぱいピザランキング
ピザの塩分濃度を調べたのは、減塩啓発団体CASH(Consensus Action on Salt and Health)。英国内の持ち帰りピザ店とスーパーで売られているピザ、199製品について調査を行い、ワースト5を発表した。
発表によると、持ち帰りピザ点は全体に塩分濃度が高く、ワースト5にランキングされた製品では、100gあたり2.08~2.73gの塩分濃度が計測された。
大西洋の塩分濃度は100gあたり2.5g程度なので、海より塩辛いピザが売られていることになる。
塩辛いピザは国辱もの
この結果について、CASHのGraham MacGregor会長は、「こうした事態は我々の健康を脅かす国辱だ」とコメントした。
ちなみに、世界中の「ひどいもの」を紹介しているサイト「The Titanic Awards」で、「世界最悪の料理はどこの国の料理か」というアンケートを行った際には、80か国以上、2,000人以上が投票に参加した結果、「英国」が得票率24.6%でだんとつの1位に輝いている。
◆Consensus Action on Salt and Health
http://www.actiononsalt.org.uk/