他のビジネスパースンが普段、どんな食生活をしているか、気になるところである。株式会社クロス・マーケティングが「一人暮らしのビジネスパーソンの夕食」に関する調査結果を発表した。
調査概要
調査対象は、首都圏に住んでいる20歳~39歳の、未婚で一人暮らしでフルタイム勤務のビジネスパースン男女800人。近年、経済不況もあって、手軽で低コストの食事への関心が高まっている。忙しいビジネスパースンは、平日の夕食をどのようにとっているのだろうか。
平日の夕食については、男性では、外食と中食を合わせた「できあい派」が50.8%、女性では、内食である「自炊派」が59.3%と主流を占める。やはり、料理への抵抗が女性の方が少ないからだろうか。
また、1回の外食にかけるお金は、女性が1,704円、男性が1,056円と女性の方が高い。これは、女性の方は1人で外食することが比較的少なく、誰かと一緒に居酒屋やファミリーレストランで好きなものを食べることが多いのに対し、男性は1人で「牛丼屋」や「ラーメン屋」など、低価格で手軽な店で食べることが多いせいである。ビジネスウーマンの方が、コミュニケーション上手なのかもしれない。
さらに、中食となると1回の費用は平均573円。利用するお店はスーパー、コンビニが多い。デパ地下は、女性の利用の方が男性の利用よりずっと多い。ここでも、女性の方が食べ物に贅沢をしているかのように見える。
こうしてみると、一人暮らしのビジネスウーマンは、内食で費用を押さえつつ、時々友達と外食を楽しみ、美味しい中食をデパ地下などで調達し、うまくやりくりしているようだ。その点、ビジネスマンの方は、不器用に一人で外食や、できあいのものを買ってくるが、今いち生活をエンジョイしていない。
しかし、今後は「弁当男子」も増えて、もう少し、外食や中食に工夫をするビジネスマンも増えてくるかもしれない。次回の調査結果が待たれる。
株式会社クロス・マーケティング