Facebookの利用者は、年々増えているが、株式会社ジャストシステムがFacebookユーザーの利用実態調査をしたところ、利用経験者の68.4%が何らかのストレスを感じたことがあるのが分かった。
調査概要
調査は、ジャストシステムのオンラインアンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用した。対象者は、関東・近畿地方に住む15歳から59歳までの男女のうち、Facebook利用経験者900名。
ストレスの内容は、「人間関係があからさまでプライバシーがないこと」(34.3%)、「シェアされるとどこまで広がるのかわからないので余計なことを発言できない」(33.8%)、「直接は知らない人(友達の友達など)からのアクション(書き込みなど)も通知される」(26.5%)といったことが多かった。また、「友達リクエストをされて断りにくいこと」が27.1%だった。友達リクエストについては、マクロミルの調査でも、困ったことがある人は42.2%もいた。
また、面識ある友人・知人に対し、Facebook上における振る舞いについて「リア充を演じる」「キャラが違う」といった違和感を34.4%が抱いていた。
この調査結果からは、いったい友達とは何なのか、Facebookの友達申請が、その真の意味を問いかけているように見える。また、Facebookはクローズなようでクローズではないため、見られることを意識して発言しなければならない所があり、どこか演じているようにも見られるのだろう。
SNSの発達は、コミュニケーションの方法を変えただけでなく、人間関係の根本的な部分にも影響を及ぼしているようである。
株式会社ジャストシステム