インターネットコム株式会社が運営する「インターネットコム」と、エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社が運営する「goo リサーチ」では、「地デジ」について調査した結果を公表している。
調査は、2011年11月14日から11月16日の期間に、全国の10代から50代以上のインターネットユーザーを対象に行われ、有効回答数は、1,089人となった。
調査結果によると、「地デジを視聴できる」1,070人に対して、「これまでの放送と比較して満足していますか」と質問してみたところ、満足を感じている意見として、「とても満足(25.5%)」、「どちらかというと満足(45.8%)」との結果となる一方、不満を感じる意見として、「どちらかというと不満(1.7%)」と「とても不満(0.7%)」との結果となった。
ちなみに、「どちらかというと不満」、「とても不満」と回答した人に、複数回答方式でその「理由」を尋ねたところ、「操作がわかりづらい(34.6%)」、「コピー制御が厳しい(34.6%)」、「機器の価格(34.6%)」、「機器の変更が必要(34.6%)」、「画質/音質が期待はずれ(26.9%)」、「気に入った機器がない(11.5%)」といった回答が寄せられた。
今回の地デジ移行に関しては、ユーザーの自由な選択の結果ではない点において、調査結果の効果が意味を持っているのかはその他の調査に比べて控えめに見たほうがよいのではないだろうか。今後、機器などの“切り替え”に要したコストに見合うだけの放送コンテンツを提供できるかが、急いで進めた側の責任ともいえるだろう。
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