日本旅行業協会が、2009年の海外パッケージツアー実績と2010年1月~3月の予約状況を発表した。
対象は、ジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、阪急交通社、ジャルパック、ANAセールス、エイチ・アイ・エスの7社だ。
2009年実績によると、年間を通じてアジアの人気が高く安定しており、また、燃油サーチャージの大幅下落により、ヨーロッパやハワイといった遠距離が回復している。また、2009年10月~12月実績では、「安・近・短」傾向が顕著にでてきており、特にタイが昨年の空港閉鎖の影響から回復してきている。
2010年1月~3月予約状況によると、ヨーロッパやアメリカ・カナダといった遠距離で、オフ期の安い時期を選んで旅行をする傾向が出てきている点と、今年は学生旅行にも「安・近・短」傾向が出ている点が目立っている。
普段の生活は控えめに抑えつつも、旅行ではここ一番の贅沢を。旅の費用対効果は、ますます求められている現状のようだ。
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http://www.jata-net.or.jp/(編集部 上田真之)