海外で紹介された家系図の作り方
今回は海外で紹介された家系図の作り方を2回に渡って紹介します。前回の記事と合わせて参考にしてみてください。
10. お墓も確認してみる
自分の親戚が眠っているお墓も実際に訪ねてみましょう。墓石に掘られている情報には、有益なものもあります。その時点の調査で関係ないと思えても、分かる範囲で全てメモに書き留めておくと後々役に立つことがあります。
可能であれば、写真も撮っておきましょう。他の方の迷惑にならないようにすれば大丈夫ですが、撮影しても大丈夫か心配な場合は、お墓を管理しているご住職やお寺に事前に確認してみてください。
11. データベースを探す
オンライン上だけでなく、海外では図書館がその地域に住んでいた人々の記録を管理していることも珍しくありません。そういった情報源をなるべく見つけるようにしておきます。
12. 情報を整理する
調査ばかりを続けて、闇雲に情報を積み重ねるだけでなく、時には今まで入手した情報をまとめて整理する時間も必要です。調査の段階では、情報はそれぞれ個人ごとにしか集まっていません。
家系図の木をイメージして、個人同士を繋ぎ合わせて、情報を整理します。改めて見つめ直すことで、別人だと思っていた人物が繋がったり、思わぬところから新しい人物の影が見えたりもします。
13. 入手した書類の整理も怠らない
調査を続けるうちに、出生届や死亡届といった公的文書のコピーなども手元にたくさん集まることになります。ファイルなど、わかりやすい状態にまとめ、それぞれの書類に、いつ、どこから取り寄せたコピーなのか、一目でわかるようにメモを付けておきましょう。
14. 家系図のテンプレートを応用する
調査が進み、家系図に書き込む人数が増えるほど、家系図は見にくくなる傾向があります。あれやこれやと書き加えていくうちに、全体的にもっと見やすく、新しくしたいと思うのは自然なことです。
インターネットでは、たくさん、家系図のテンプレートが配布されていて、中には無料のものもあります。それをそのまま使っても良いですし、そこから自分の書き込みやすいようにカスタマイズしても良いでしょう。いずれにしても、一から作成するより手間が省けます。
15. 家系図作りの仲間を見つける
海外では、家系図作りが趣味として一般的になっているため、素人でも家系図を調査している人たちが集まって、地域でグループを作っていることがあります。近所で共通の趣味を持つ人を見つけることができれば、情報を共有できますし、自分の調査にも役立ちます。近所に同じようなことをしている人がいないか、探してみましょう。
16. プロに頼むなら
自分ではお手上げと思ったら、プロに頼んでみるのも手です。プロの仕事から、思わぬスキルも盗むことができるかもしれません。誰に頼むかを選ぶときは、その人が地元の歴史に詳しいかということを判断基準にしましょう。家系図作りで一番役に立つのは、その地域の歴史に関する知識です。
17. 客観的になる
調査を進めると、色々な情報が手に入ります。中には自分が認めたくない家族の歴史もあるものです。情報が手に入ったら、最初から嘘だ本当だという偏見は捨て、できるだけ客観的な姿勢を貫きましょう。
嘘か本当かを決めるのは、手に入れた証拠です。ありえないと思っていたことが、意外な真実を導き出すことも多々あります。
18. どの情報も裏付けをとる
たくさんの情報が手に入るようになりますが、それら全てが正しいという確証はありません。役所の公的文書でさえ、書き間違いなどを含んでいる可能性があります。手に入れた情報は、ひとまずそうであると仮定して、その次の調査で必ず裏付けが取れないか確認してみましょう。信じて良いのは、その確証が得られた情報だけです。
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