景況感は改善
日本銀行は7日「「生活意識に関するアンケート調査」(第42回)の結果 平成22年6月調査」を発表した。この調査は家計版の「日銀短観」の様でもあり、面白い。
今回の発表では「景況感」のDIが大幅に改善している。この点はまさに「日銀短観」と同じ結果になっている。
金利水準に関する調査では「金利が高すぎる」と回答した人の割合が減少したが12%いる。この12%の方達は郵便局の金利が10%近くもあったことを知らない世代か、借金のある方たちなのだろうか。
このように、自分の感じ方と違う方達がどの程度いるのか、を知ることができる点がこの調査の面白いところだ。
この統計は家計に近い統計なので株式投資(企業への投資)への有効性は疑問もあるが、自分の感じ方と世間の感じ方の温度差を測るには有効な指標になる。
日本銀行