「子供に見せたい」VS「見せたくない番組」ランキング
日本PTA全国協会が2011年5月16日に発表した『子どもとメディアに関する意識調査』のアンケート結果で、保護者が子供に“見せたくない”テレビ番組でロンドンブーツ1号2号司会の
「ロンドンハーツ(テレビ朝日系)」が8年連続で1位となった。2位にはアニメ「クレヨンしんちゃん」3位には「めちゃめちゃ×2 イケてるッ!」(フジテレビ系)が続いた。
ロンドンハーツは1999年4月18日に日曜の午後7時56分~8時54分の枠で「稲妻!ロンドンハーツ」としてスタートしたのが始まりである。その後2001年の10月23日に現在の番組名「ロンドンハーツ」となり、現在の時間帯、火曜日の午後9時~9時54分に移動した。
初期は芸能人や一般の人の恋愛を応援したり悩みや不満を解決したりしていく内容で、特に恋人の愛を確かめる「ブラックメール」が主な内容だった。
2004年以降は「格付けしあう女たち」という女性の色々な事柄を一般人にアンケートをして集計し、それを本人たちの前でランキングして発表するという企画が大人気となり、以降人気コーナーに成長。このコーナーで強烈な個性を持った杉田かおるや青田典子、国生さゆりなど一昔前にブレイクした芸能人を再ブレイクさせた。
2006年以降は、「オシャレゲート」や「男の着こなしグランプリ」などのファッションにスポットを当てた企画とドッキリも増えてきていた。
こうした内容は保護者から「内容がばかばかしい」や「言葉が乱暴」「常識やモラルがない」などの声が多く挙がり、8年連続不名誉な記録を打ち立てる結果となった。
しかし、それとは裏腹に平均視聴率は今でも10~15%をキープしており、人気にまだ陰りはない。
逆に子供に“見せたい”番組では5年連続1位で「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)。2位は気になるニュースの疑問をわかりやすく解説する「そうだったのか! 池上彰の学べるニュース」(テレビ朝日系)、3位には大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)がランクインした。
理由は「知識が豊富になる、学習の助けになる」や「内容が役に立つ」といった将来ためになる理由が目立った。この結果から、親の心子知らずという現実がよくわかる。
ロンドンハーツ公式サイト