ライフネット生命保険株式会社は、「今年の新人に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
調査対象は、20歳から49歳の有職者で、調査期間は、2011年3月18日から3月23日。調査方法は、モバイルリサーチで、有効回答数は、1,002名となっている。
調査結果によると、「今年の新人に期待すること」の問いには、「素直(38.2%)」、「明るさ(37.6%)」などが上位を占めた。その他、「協調性(35.2%)」や「謙虚(29.5%)」といった回答が続き、「落ち着き(10.0%)」や「個性の発揮(8.5%)」、「イノベーション(2.4%)」といった回答は、下位となった。
続いて、「今年期待の新人と聞いて、思い浮かぶ有名人は誰か」との問いには、「斎藤佑樹(76.4%)」、「澤村拓一(3.5%)」、「武井咲(1.3%)」となった。
次に、「自身の新人時代(社会人一年目)は楽しかったかどうか」と質問したところ、「楽しかった」(「非常に楽しかった」、「やや楽しかった」計)との回答が、42.6%となり、「苦しかった」(「非常に苦しかった」、「やや苦しかった」計)との回答割合(37.8%)を上回る結果となった。
「新人教育・新人研修を任せたい有名人」を質問したところ、トップは「星野仙一(8.0%)」、以下「池上彰(5.6%)」、「所ジョージ(3.6%)」、「ビートたけし(3.5%)」、「島田紳介(3.4%)」、「天海祐希(3.1%)」となった。
次に、「新人に戻れるなら入社したい会社」を質問したところ、「公務員(9.0%)」がトップとなった。次いで2位「電気機器メーカー(8.0%)」、3位「今の会社・職場(4.4%)」が続いている。
また、職業別に比較すると、会社員の場合は、「電機メーカー(8.4%)」、「公務員(8.2%)」となった。公務員の場合は、「公務員(14.7%)」、「今の会社・職場(9.2%)」となった。
「同期入社とSNSサイトで繋がっているか」質問したところ、「繋がっている(15.7%)」、「繋がっていない(84.3%)」となった。また、年代別で比較すると、SNSサイトで同期入社と「繋がっている」回答は、「20代(25.7%)」、「30代(11.4%)」、「40代(9.9%)」となり、若い年代ほどSNSサイトで同期入社と繋がりを持っていることがわかった。
アンケートから透けて見えるのは、「現状維持」という言葉。有名人を挙げる設問にも、無難な回答。即戦力は、中途採用で充分、新人軽視の風潮は、企業自体の継続性をも危うくする恐れを抱いてしまうのも当然の帰結か。
ライフネット生命保険株式会社リリース