シチズンホールディングス株式会社は、「節電と生活時間」についてアンケートを実施し、その結果を公表している。
調査期間は、2011年4月21日から4月22日。調査方法は、インターネットによる調査で、調査対象は、首都圏1都3県および近畿圏2府2県の既婚者。サンプル数は、400世帯となった。
調査結果によると、「実践している節電方法」の問いには、「こまめに照明を消す(86.0%)」のみ半数以上となり、以下、「コンセントを抜くなど待機電力を削減する(47.5%)」、「冷暖房を使用しない、または、設定温度を控えめにする(45.7%)」と続いている。
また、「これから実践しようとしている節電方法」の問いには、「LED電球などの省エネ家電に買い替える(37.6%)」、「冷暖房を使用しない、または、設定温度を控えめにする(23.2%)」、「こまめに照明を消す(22.5%)」との結果となった。
節電は、単なる電気代節約ではない。数千年を超える歴史によって編み出されてきた、日本の風土に見合った夏の過ごし方を、再認識できるきっかけとなるのではないだろうか。昔よりも夏が暑くなったのは、温暖化のせいだけではなく、都市化による「風の通り道」をふさいだ結果でもあり、日本人自体の耐熱性の退化にもよる。時計の針を巻き戻せとは言わないが、生活スタイルを見直す時に来ているのかもしれない。
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