花粉症に悩める人の花粉対策は何？

ようやく桜も開花し、春も本格化する勢いだ。暖かくなるのは嬉しいが、そこには「花粉症」という天敵も潜んでいる。悩んでいるのは自分だけでなく、他にもいるのだろうか。また、皆はどんな対策をしているのだろうか。インターネットコムとgooリサーチが、「花粉症」に関する調査を実施した。
調査対象は、全国10代～60代以上のインターネットユーザー1,086人。男女別では、男性が52.9%、女性が47.1%。年齢別では、10代が16.5%、20代が18.0%、30代が21.6%、40代が16.2%、50代が15.7％、60代以上が12.0%となっている。

このうち、花粉症であると答えた人は、497人（45.8%）。花粉症ではない人は441人（40.6%）。やはり花粉症に悩んでいる人は少なくないようだ。一方で、「わからない」と答えた人は95人（8.7%）。その他、「以前は花粉症だったが今は治った」人は53人（4.9%）だった。

ということは、花粉症は治ることもあるわけで、治った53人がどんな方法で治ったかを聞くと、約半数の25人（47.2%）が「特に決め手となったものはない」、15人（28.3%）が「飲み薬」、8人（15.1%）が「点鼻薬」と答えた。案外、自然治癒することもあるようである。

現在花粉症に悩んでいる497人と治癒した53人、合わせて550人に、実施経験のある花粉症対策を、複数回答で質問したところ、「マスク」が358人、「目薬」が321人、「飲み薬」が282人だった。すぐ手に入る「マスク」は手軽で便利な対策のようだ。

この中で、もっとも効果のあった対策を聞いてみると、「飲み薬」(161人)、「マスク」(145人)、「目薬」(63人)の3つが上位を占めた。防御する「マスク」より、とりあえず花粉症を抑制する「飲み薬」の方が、効果があったのだろうか。眠くなるという副作用も考えられるが、それ以上に、集中力を妨げる花粉症の方が深刻なのかもしれない。



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