人の経験から学ぶ
家族のルーツを探しているなら、もはや孤独な作業に没頭することはありません。家系図作りは、もはや一大ブームです。
海外の家系図データベースサービスを提供しているAncestry.comには、2006年7月以降、95万以上の利用者がいて、930万以上の家系図が登録されています。アメリカの人口の78%が、家系図作りとそれに付随する調査に関心を寄せていることになります。
祖先がイギリスの皇帝であろうと、アメリカのエリス島に上陸した入植者であろうと、家系図調査には様々な選択肢があります。しかし、最初は必ず生きている親族から調査を開始することです。
キャシー・バートンさんの経験
オタワ州に住んでいるキャシー・バートンさんは、自身の経験から、親族に聞き込みしても、得られた答えが必ずしも真実とは限らないと話します。しかし、一緒に調査を楽しめる点に魅力があると話します。
バートンさんは、現在は定年退職していますが、以前は看護師をしていました。自分の仕事の知識を活かして、遺伝子学的な観点から家系図作りを試みたことがあります。遺伝子、環境条件、それに医学の問題は、将来の自分たちの子孫に影響をもたらす可能性があります。
家系図に多くの枝分かれが隠されていて、そこに多くの親族が関係している以上、家系図作りの作業は大きくなり、家族愛の探求以上のものとなります。
「北アメリカで考えるなら、家系図作りの魅力はもしかしたら、自分たちの祖先が、思ったほど遠い存在ではないところにあるのかもしれません。」
と、彼女は語ります。
「家族は小さく、多くはコミュニティーからかけ離れ、分断されているものです。だから、年代を越えて散り散りになった家族を探し当てることで、現代私たちが見失っているものを取り戻せますし、これからの若い世代に、『自分探し』と共に、親と共有すべき何かを与えることができるんです。」
家系図調査を始めるには、様々な方法があります。親類と細かいことを話して書き留めたり、写真を集めたり。これらの方法は、時間と共に情報が失われていくことを未然に防ぐことができます。
一部の厳格な家系なら、聖書が代々伝わっていることでしょう。聖書には、家族の誕生日や死亡日、結婚した日などが書き込まれているものです。バートンさんは、これらの情報収集とともに、どこで入手した情報かも書き留めておくことを勧めています。そうすることで、同じ調査を未然に防げるからです。

Plant the seeds to discovering your family tree
http://www.trivalleycentral.com/articles/2010/03/04/casa_grande_dispatch/valley_life/doc4b8fefacbc7f0003838074.txt