海外で盛り上がる家系図ブーム
日本でも徐々にブームの兆しを見せていますが、海外では今まさに家系図作りの熱いブームが巻き起こっています。
自分のルーツを探ることに、興味を持たない人などいないでしょう。もともと家系図づくりが一般的な趣味としてすでに浸透していた海外では、日本よりも活発に活動が行われています。
地域単位で行われる活動
カナダのロブスティックという町では、今年1月に地元市民がグループを作り、家系図作りをしている住民たちにアドバイスをしたり、共通の趣味を持つ人々のネットワークに加わる機会を提供したりしています。このグループのメンバーは月に数回地元の施設で集会を行っているそうです。
メンバーはプロの専門家ではありませんが、みんな長年に渡って個人的に家系図作りと遠い親戚を探した豊富な経験を持っています。
家系図作りをこれから始めるために、何から手を付けるべきかヒントを探している人や、過去に何度か経験はあるものの行き詰まってしまった人には、彼らの助けがとても役に立つでしょう。
メンバーが行っている調査は、国内だけに留まらず、イギリス、中央ヨーロッパ、アメリカなど、世界中に及びます。
このようなグループの立ち上げは、違う都市でも20年ほど前から50名ほどのメンバーで行われていて、今回のロブスティックのグループはそれをお手本として始動したようです。ロブスティックのメンバーは、彼らと交流して積極的に知識の共有をする意欲も見せています。
将来的には、夕方からの2時間程度で行われる初心者向けの短期コースが準備されるそうです。また、しっかり1日かけて、アナログ、デジタル共に記録文書を調べる方法を学べるコースも用意される予定です。
日本でもこのような取り組みが行われるようになる日は、そう遠くないかもしれません。
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