
ホームエンタテイメント向けの超高速Wi-Fiネットワーク分野のリーダー企業である「クアンテナ・コミュニケーションズ」は、2010年2月25日に、同社に対し投資を行っている「Grazia Equity」、「Sequoia Capital」、「Sigma Partners」、「Southern Cross」、「Swisscom」、および「Venrock Associates」の有力ベンチャー・キャピタルの計6社からシリーズDラウンド融資で1500万ドル(日本円で約13億3500万円)の資金を調達したことを発表した。
クアンテナ・コミュニケーションズはこの資金調達で、同社製品の量産出荷を迅速に行えるようになり、ワイヤレス・ネットワークおよびデバイスに最高水準の性能と信頼性をもたらすFull-802.11n 4x4 MIMO Wi-Fiチップセットに対する顧客のニーズの急速な拡大に対応できるようになる。
「今回のラウンド融資により、当社は小売展開する顧客に対して量産出荷を早めることができます。これは、投資会社が当社の市場における卓越した地位と極めて魅力的な成長機会を引き続き高く信頼していることを実証するものです。現在、ホーム・エンターテインメント・ネットワーク市場において1080p解像度のフル高精細(HD)以下のクオリティでは顧客の期待や通信事業者の信頼性要件を満たせなくなってきている中、当社はデジタル・ビームフォーミングとその他の重要な機能を備える4x4 MIMO Wi-Fiソリューションを提供する唯一の企業です」と、クアンテナ・コミュニケーションの創立者で会長のベルーズ・レズバーニー氏は述べている。
大規模な融資を受け、拡大する顧客と加速するニーズへの対応を図るクアンテナ社。この融資をきっかけに更なる企業の進化を遂げることだろう。
クアンテナ・コミュニケーションズ公式サイト