愛知県の防災に関する意識調査
平成22年に県が、愛知県民に行った「防災(地震)に関する意識調査」よると、東海・東南海地震について「関心がある」と回答した人は全体の9割を占め、依然として高い意識を示していることが分かった。
同じ質問が行われた、平成13年度の調査から90%以上を保持し、愛知県民の防災意識の高さを示しています。
「東海地震や東南海自身が発生した場合、あなたのお住まいの町内や集落での想定震度や被害予想を知っていますか?」
どちらも知らないが47%と、2年前の調査に比べ3%の増加です。30台を中心に若年層に、知らない傾向がみられます。
「自宅にいるときに東南地震や東南海地震が発生し、震度6弱以上の強い揺れが起きた場合、あなた自身の安全はどのようになると思いますか?」
6割程度の県民が「死ぬおそれもある」「大怪我をすかもしれない」と考えている結果が出ています。
外出時に地震が起きた際に不安は
・家族、知人の安否やその確認手段
74.9%・自分のいる建物の倒壊
58.4%・食料や飲料水の確保
40,0%・正確な情報の入手
33,7%・交通機関の運行停止などいよる帰宅の問題
27,7%以上のような不安があるとされます。
防災対策では、市町村で指定された避難場所について8割以上が「知っている」と回答しました。
地域や家庭での防災対策には課題が
市町村が窓口の無料耐震診断の受診は「受診した」が初めて3割を超えました。 一方、家のテレビや家具などを固定した人は「大部分」と「一部」合わせても44%程度と半数には達しませんでした。
非常用の食料と飲料水も目安となる「3日以上準備している」との回答は29・0%と結果が出ています。地域の自主防災活動への参加経験は28・2%と前回(39・3%)を10ポイント以上下回っています。
「全体として防災意識は高まっているが、家庭や地域の対策はまだ課題が多い」と担当者は言及します。
調査方法
・調査地域 愛知県民全域
・調査対象者 20歳以上の県民 3,000人
・調査時期 平成22年1月
・調査方法 郵送法
・有効回答率 50,5%(1,515人)
・調査委託先 (㈱)地域計画建築研究所 名古屋事務所

愛知県 「防災(地震)に関する意識調査」結果
http://www.pref.aichi.jp/0000030747.html