主婦が第一に望むのは「子育て支援」
MMD研究所では2010年6月16日~2010年6月27日にかけて、メディアインクルーズ株式会社運営のモバイルメディア「ママイコ」との共同リサーチとして、
「菅内閣、及び消費税増税案支持率に関する主婦の意識調査」を実施した。調査対象は10~40代以上の主婦で、有効回答数は777件である。
消費税の増税案については、約9割の主婦が増税案を知っていると回答。「増税案に反対する」と回答した主婦は
85.2%にのぼった。連日の増税案に関する報道や、近年の不況が認知度を高め、反対意見を集めたのだろう。
菅新首相の
支持率は27.5%と、厳しい評価を得た。菅新内閣に望むことをフリー回答形式で聞いたところ、「景気回復」を望む声が最も多く、「国民の期待を裏切らない政治」、「マニフェストの有言実行」など、政治への不安をあらわす声があがった。
また「子ども手当ての満額支給」、「子育てをしやすい環境」、「保育所増設」など
「子育て」に関する回答も非常に多く、これらの「子育て」に関する要望をすべて合わせると
「景気回復」を上回る結果となっている。
短い期間に何度も首相が変わったため、子ども手当てが安定してもらえるとも限らない。マニフェストも実行できていないことが多く、そういった政治への不信感のしわよせが、今回の調査結果にあらわれたのだろう。
MMD研究所ママイコ