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2024年04月19日(金)
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【労働者の意識調査】日本の職場に対する満足度の低さが突出

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【労働者の意識調査】日本の職場に対する満足度の低さが突出

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総合人材サービス企業のランスタッド・ホールディングが、世界主要25カ国で労働者に対する意識調査「ランスタッド・ワークモニター」を行った。

ランスタッド・ホールディング
結果として、世界各地の主要マーケットの労働者は、業務の量は増加しているものの、仕事とプライベートのバランスをとることに成功しており、取得できる休暇の数に満足していることがわかった。

職場満足度において、日本は前回より悪化
ランスタッド・ワークモニターは、2003年ランスタッドの本社のあるオランダでスタートし、現在は欧州、アジアパシフィック、アメリカ大陸の世界25カ国で行われている。年4回実施され、労働市場の動向に関するグローバルトレンドを調査している。今回の調査はオンライン上で行われ、18~65歳の週24時間以上の勤務をする労働者を対象に、各国の最低調査人数は400名(日本は808名)。期間は2010年5月7日~5月18日に行われた。

調査の結果、グローバル平均で約70%の労働者が、現在の職場に満足(非常に満足を含む)をしていると回答した。特にデンマーク(84%)、ノルウェー(82%)では、高い数値が見られた。しかし、日本、中国、ハンガリーでは満足度は低いことが確認された。特に日本は、非常に満足しているとの回答が4%と、前回の7%を下回り、非常に不満(9%)の半分以下という結果となった。

キャリアアップ意欲は上昇傾向?
一方、キャリアアップや転職への意欲は景気回復基調と連動し、各国で高まりを見せている。特にキャリアアップの意欲が高い国は、インド(89%)、メキシコ(84%)、イタリア(77%)である。日本の労働者のキャリアアップの意欲は、前回よりやや増加したものの、インドの半分程度に留まった。職場に対する不安が多いにも関わらず、キャリアアップを望まない日本の労働者の多くは、更なる景気の回復を待つ傾向にあるようだ。

職場には満足していない、でもキャリアアップはそれほど望まない、これで景気の回復を待つというのは、あまりに人任せの感が否めない。日本の労働者ももっと意欲的になって欲しいものである。

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ランスタッド株式会社
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