ネットエイジア株式会社(以下、ネットエイジア)は、「3Dコンテンツと3Dケータイ」についてのアンケートを実施し、回答結果を発表した。
調査対象は、15~59歳の男女、1193名の携帯電話ユーザーで、調査期間は、2010年6月23日~6月25日、調査方法は、モバイルリサーチ(3キャリア)で行われた。回答サンプル数は、1193名(回答者キャリア内訳:NTTドコモ 56.4%、au 35.1%、ソフトバンク 8.5%)となっている。
調査結果によると、「『3Dテレビ』を購入したいと思うか」という問いには、全体では「ぜひ購入したいと思う(8.8%)」、「やや購入したいと思う(22.8%)」となっている。さらに、性別でみると、男性では「ぜひ購入したいと思う(12.1%)」、「やや購入したいと思う(26.2%)」、女性では「ぜひ購入したいと思う(5.8%)」、「やや購入したいと思う(19.6%)」となり、『3Dテレビ』に対しての男女間の温度差が感じられる結果となった。
また、「もし『3Dケータイ』が発売されたら(値段のことは考えず、単純に)欲しいと思うか」という問いには、「とても欲しいと思う(15.8%)」、「やや欲しいと思う(29.3%)」となり、「興味がある(47.9%)」の回答とあわせて、関心の高いことが見受けられる結果となった。
ただ、「(通話・メール機能などすべての機能が同等で)画面だけ通常の2D画面を3D画面にするために、いくらまでならプラスして払ってもよいか」という問いには、「0円(画面を3Dにするためのお金は払いたくない)(51.0%)」となり、サービスの一環としてなら歓迎するが、いま以上の負担は敬遠したいといったユーザー側の本音も感じられる。
さらに、「もし『3Dケータイ』が発売されたら(値段のことは考えず、単純に)欲しいと思うか」という問いに「あまり欲しいと思わない」、「まったく欲しいと思わない」と答えた424人が、「なぜ欲しいと思わないのか」の問いに対して、「3Dである必要性を感じないから(78.5%)」、「気分が悪くなりそう(3D酔いしそう)だから(33.0%)」、「バッテリーの持ちが悪くなりそうだから(32.3%)」の回答があり、ケータイ上での3Dの必要性という根本的な問題が浮き彫りにもなったようだ。
ブームといえども、場合によっては向き不向きがあるようで、先進技術をありがたいと感じる時代ではないのだろう。プログラミングの世界でも、最新技術の導入が既存のユーザビリティを阻害することはありがちで、アレルギー(拒否反応)をおさえながら、機能向上を図る過程での塩梅が腕のみせどころといえるだろう。
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