
大日本印刷株式会社(DNP)とDNPの子会社、株式会社エムズコミュニケ―トが、女性誌の媒体特性と購読者の意識・特性について調査を行った。
調査の背景
不況のあおりをくらって、広告宣伝費は縮減を余議なくされている。広告主は、より効果が期待できる媒体に広告宣伝費を費やしたいと考えている。そこで、広告媒体毎の広告効果の「見える化」が必要となり、DNPとエムズは、資本提携先の主婦の友社と共に女性誌の広告効果について、調査を開始した。
調査の実施方法
調査は、2010年3月に、インターネットを通じて行われた。対象は、15~34歳の女性4,000名。調査項目は、ライフスタイル、生活水準、トレンド感度や情報収集の方法など多岐にわたる。
調査結果
調査の結果、購読者は、女性誌をTVやインターネットに比べて、ライフスタイルへ影響を与え、掲載商品のイメージを良くする媒体と考えている事が判った。
また、購読者は、非購読者に比較し、ファッション、化粧品、グルメなど、多様な商品やサービスに対して関心が高く、1か月に費やす金額も多い。さらに、PCや携帯に費やす時間は少ないが、1か月に買うネットショッピングの金額は大きいという事実も判明した。
この調査結果から、女性誌は、TVやインターネットより、消費行動に導く、広告効果の高い媒体であると考えられる。
大日本印刷株式会社株式会社エムズコミュニケ―ト主婦の友社