
株式会社俊英館が運営する学習塾「俊英館Flex」では、今年度から中学生を対象にした「キャリアデザイン講座」を開いているが、10月頃受講者にアンケートを実施したところ、興味深い事実が浮かび上がってきた。
中学生のなりたい職業
アンケートは、キャリアデザイン講座で、自己分析をして「自分がどんな職業に向いているか」を考え、様々な職業の意義を学んだ中学生たちの受講後の意識の変化を見るもの。対象者は、講座の受講経験のある中学生1~2年生、264名だ。
質問は、「就きたい職業は?」である。1位から10位まで以下の通り。
1位 会社員(正社員)、
2位 保育士、
3位 医者、看護師、医療関係、
4位 公務員、
5位 教師、
6位 獣医、獣看護師、動物関係、
同6位 イラストレーター、漫画家、
8位調 理師、パティシエ、調理関係、
同8位 スポーツ選手、
10位 人の笑顔を作れる仕事。
特徴は、全員がフリーターは嫌、正社員になりたいと考えている事、また、90%以上の生徒が、自分の進路にビジョンを持っている事、就きたい職業が、「会社員」、「公務員」といった安定した仕事か、「保育士」、「医師」といった資格の必要な仕事に分かれた事である。
以上の結果から、講座で「働く事の大変さ」を学んだ中学生たちが、自分に合った仕事を見つけ、必要な資格を取得しようという姿勢を持っている事が判る。
中学生段階で、勉強だけでなく、現実の社会や仕事に関わる正しい情報を与える事が、彼らの将来にとっていかに重要かが今回認識されたようだ。
俊英館Flex