「東日本大震災」行動・意識に関する調査
災害時の情報入手先はラジオ。株式会社ウェザーニューズが実施した全国8万8千人を対象とする津波・地震発生時の行動・意識を分析した「東日本大震災」調査結果によると、青森・岩手・宮城・福島・茨城県の海岸近くといった「東日本大震災」の被災地での情報入手先は“ラジオ”が最も多い結果になった。
災害に強いラジオ
「東日本大震災」被災地での災害情報の入手先は、“ラジオ”が5,842 人と最も多く、続いて“テレビ”が4,658 人、“携帯サイト”が4,139人となった。被災地と全国では発生時における災害情報の入手先に違いが見られ、全国ではテレビが66,063人で最も多く、続いて“携帯サイト”が40,872人で“ラジオ”の28,769人を上回っている。
県別で見ると、青森、岩手、宮城、茨城県で“ラジオ”が最も多くなり、被害が大きいところほど電気が通らず、また、通信状況が悪いため“ラジオ”の利用率が高まり、重要なアイテムとなったことがわかった。
テレビまたはインターネットの発達により、若者のラジオ離れなどと言われて久しいが、停電や通信状況が悪い被災地で活躍したラジオは、深刻な災害の被災地で強い災害情報の入手手段として見直し、自宅や勤務先に用意しておきたいものだ。
株式会社ウェザーニューズ