東京大学が世界33カ国を対象として、「自分の国の窮屈度」に関する調査を行った。同調査によると、日本は8位にランクインしたという。尚、ここで言う「窮屈」とは空間的な意味ではなく、精神的な意味の表現である。
調査は「厳しい規範と罰が存在する文化」「ゆるい規範と罰が存在する文化」といった観点から質問を制作し、これに回答してもらうことで文化比較が行われたという。例題として「この国には、人々が従わなくてはならない社会的規範がたくさんある」「この国では、誰かが不適切な仕方でふるまえば、他の人がそのことを強く非難する」などが掲載された。
調査の結果、窮屈な国のトップは「パキスタン」。次いで「マレーシア」「インド」「シンガポール」「韓国」とアジアの国が上位を占めたという。日本が上位を示した原因として事情通は「伝統的な規律概念が強く、更に近年の閉塞的な政治・経済形態から窮屈と感じているのでは」とコメントしている。