支出「変わらない」約8割
株式会社リサーチパネルエイジアが、「震災後の消費活動別の消費指向とメディアに対する意識調査」を実施した。対象は全国の16歳から60歳までの男女500人。
震災前と比較して、震災後の各支出に対しては「変わらない」が最も多い回答となった。しかし、値の重みを加味する加重平均値で見るとファッションなどの娯楽や外食に対する支出は減っており、今後もその傾向は続きそうだ。また地域別で見ると「減った」、「どちらかというと減った」の割合は東北地方が最も高く、ついで関東地方となり、被災地に近いほど支出を控える傾向にある。
最も信頼できるメディアは「テレビ」
別の質問の「最も信頼できるメディアは」の問いに関しては、全年代、全地域に於いて「テレビ」が89%と圧倒的に支持されているが、東北地方のみ「ラジオ」「テレビ」が同率の77.3%となった。
また、そのメディアを選んだ理由については、「リアルタイム性」「わかりやすさ」「正確性」が多く回答されている。利用率、信頼度共に高い「テレビ」はそのスピードやわかりやすさが評価されている。特に、「正確性」を重視する人は「ニュースサイト」を利用する割合が高いようだ。若い年代で利用率の高い「SNS」や「簡易ブログ」は信頼度では非常に低い数値となっている。
あなたの生活は震災でどう変わっただろうか。
東日本大震災後の支出、「震災前と変わらない」が80%