地震の揺れがおさまるまでの行動調査
まずは落下物から身を守ろう。このアンケート調査は、民間の気象情報サービス会社「ウェザーニュース社」が、自社の携帯サイトを利用している全国の88,604人を対象に行ったもの。このうち、被災地にいた人の揺れがおさまるまでの行動を見たところ、屋内にいた人では“屋外に逃げた”が最も多く7,689人で、"とりあえず様子をみた"が6,892人と続く。
一方、全国では、屋内にいた人は"とりあえず様子をみた"が33,616人と最も多く、続いて“近くの仲間の安全確認”が20,217人、被災地では最も多かった"屋外に逃げた"は全国では19,088人だった。
全国の結果と震度6以上の揺れとなった被災地では違いが見られる結果になった。
因みに、避難訓練で実施する"机や椅子の下に潜った"との回答は被災地の震度5で9,329名、震度6で4,163名、震度7で417名、そして、全国の屋内で14,212名と、いずれも"とりあえず様子を見た"人の数と比較して多くはない。
一般的に地震の強い揺れは数秒から長いものでも約1分間程度と言われており、慌てて屋外に飛び出すのでは危険という説もある。まずは落下物から身を守ることを再認識すべきではないだろうか。
ウェザーニューズ社「東日本大震災」調査結果