はるやま商事株式会社は、『クールビズに関するアンケート調査』を実施し、その結果を発表した。
調査方法は、インターネットリサーチで、実施期間は、2011年5月6日から2011年5月7日。調査対象は、東京都、神奈川県、埼玉県に居住する20代から60代の、週に3日以上もしくは毎日スーツを着用する男性会社員となっており、回答数は、1,030人となっている。
調査結果によると、「あなたご自身は、今年の夏に向けて、“クールビズ”を積極的に推進することに賛成しますか?」と聞いたところ、「大いに賛成(62.3%)」と「まあ賛成(27.9%)」を合わせて、90.2%が賛成であると回答している。
また、この夏積極的に「“クールビズ”を実践する理由は何か」との問いには、「東日本大震災の影響で、電力不足が問題になっているから(68.8%)」が最も多く、「地球温暖化の問題で、服装の見直しが必要だと思うから(56.4%)」との回答が続いている。
逆に、この夏“クールビズ”を「実践できない(しない)」という人は、11.4%となり、その理由として、「着るのが習慣になっている(31.6%)」、「業界の慣習(23.9%)」との回答が目立つ結果となった。理由には、世代間の違いが見られ、「会社や上司の方針で実施できない」との回答が、20代(52.0%)に最も多かった一方、「顧客・得意先の目が気になる」との回答が、40代(30.8%)、60歳以上(40.9%)に多かった。
クールビズとしてもっとも高い支持を得たのが、「スラックスとワイシャツのみ」の格好で、「自分で着用OK(66.2%)」、「訪問者の格好として問題ない(58.9%)」となった。「ロールアップパンツ・ビズポロ」、「七分丈パンツもしくは短パン、ビズポロ、デッキシューズ」のよりカジュアルな格好については、「自分が着用して出勤できる(5.8%)」に対し、「訪問者の格好として問題ない(10.3%)」との結果となった。
ビジネススーツにネクタイを外した姿は、「この程度でいい」といった暗黙の了解を良しとする日本人らしい“あいまいさ”を象徴しているようだ。「かくあるべき」スタイルを古臭いというなかれ、服装にも言動にも、理由を付けて、フォーマルとアンフォーマルをないまぜにするようでは、ケータイ同様、内向きといわれても仕方のないことか。
はるやま商事株式会社リリース