
インターネットコムとgooリサーチが、「メールのパスワード」に関する調査を行った。
調査結果
調査対象は全国の10代~60代以上のインターネットユーザー1,077人。そのうち男性は52.7%、女性は47.3%。年齢別では10代17.0%、20代17.7%、30代21.4%、40代16.1%、50代16.1%、60代以上11.8%。
電子メールを使用している1,055人に「メールのパスワード」を聞いたところ、生年月日またはそのいずれかを使っている人は213人、自分の名前を使っている人は174人、住所を使っている人は13人いた。また、そのどれも使っていない人は、656人だった。
また、メールのパスワードの保管方法は、「(全部)記憶している」人が634人、「ノートなどに書き残している(ものもある)」人が424人、「ブラウザやメーラーに記憶させている(ものもある)」人が280人、「付箋に書いてモニターに貼ってある(ものもある)」人が28人だった。
Googleの発表によると、先ごろ、中国のハッカーグループが、Gmailのユーザーパスワードの取得をねらったフィッシング攻撃をしかけたそうだ。攻撃の目的は、盗んだパスワードでメールを転送することだったらしい。
こうしたことから、メールのパスワードは、生年月日、名前、住所など推測されやすいものは避けた方が良いと思われる。また、パスワードの保管場所も、人目につく所はやめた方がいいのではないだろうか。
どこにサイバー犯罪の種が転がっているかわからない。日頃から十分注意したいものである。
インターネットコムgooリサーチ