大学入試に関する調査
毎回様々なモバイルリサーチを展開する
「ネットエイジア株式会社」。今回の調査は、「大学入試に関する調査」。モバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により実施し、国内に在住する15歳~59歳の男女1,000名の携帯電話ユーザーから回答を集計した。
大学入試でyahoo知恵袋に投稿し、カンニングをした予備校生を逮捕 違和感を感じるか?
始めに回答者全員(1,000名)に
「2011年3月、大学が被害届けを出し、偽計業務妨害容疑で大学入試でカンニングをした予備校生が警察に逮捕されましたが、疑問や違和感を感じることはありますか」と質問したところ「疑問や違和感を非常に感じる」「疑問や違和感をある程度感じる」と回答した人が約7割いた。
性年代別で比較を行うと、20代女性では75.0%、20代男性では58.0%と20代では女性の方が圧倒的に違和感を感じていた。回答割合が高かったのは、10代と50代でそれぞれ73.0%、72.5%と7割強だった。今から大学入試を受ける世代とかなり過去に体験した世代と、直接的に関わりのない世代が違和感を感じていたようだ。
大学入試の運営において、大切なこと
次は
「大学入試の運営において、社会的に守られるべきこと、大切なことは何だと思いますか」という質問だった。最も多かったものは「試験の公正性」で、80.5%。「カンニング等不正行為を防止する監視体制」が65.5%と大学側の管理体制を指摘する声が多く挙がり、皆一様に試験の公正性を望んでいた。
年代別での比較は、年代間による差が最も大きかった項目は「インターネット、携帯電話やスマートフォンを活用したハイテクな不正行為を防止する環境」で、10代(45.5%)と40代(65.5%)では20.0ポイントの差が開く結果となり、年代間でのハイテクな不正行為の防止に対する考え方の違いが見られた。
『大学教育』・『大学卒業の学位』・『大学生生活』に、どのような価値や魅力を感じるか
最後に
「あなたは、今の日本の『大学教育』・『大学卒業の学位』・『大学生生活』に、どのような価値や魅力を感じますか」という質問をしたところ、最も多かった回答は「好きな学問を学ぶことができる」で55.2%と半数以上の人が自分の好きな、得意な分野を学べることに価値を見出していた。
また、10代では31.5%(10代男性32.0%、10代女性31.0%)が大学の価値や魅力の一つとして
「就職活動で有利である」と回答しており、就職難と言われる今の世の中を表した回答も目立った。
年代や性別によっても意見が違う「大学入試」への価値観。
もっと詳しく知りたい人はHPを見てみるといいだろう。
ネットエイジアリサーチ HP