世界最大手のオンラインホテル予約サイト、Hotels.com(本社米国)が、震災後でも、日本がまだまだ人気の観光地であることを発表した。
Hotels.comの調査
Hotels.comでは、この7月に、オーストラリア、中国、ドイツ、フランス、イギリスなど計17ヶ国500名を超える旅行者へアンケートを行った。その結果、回答者の半数以上が、東京を筆頭に日本を訪れたい国トップ3に上げ、86%が来年にでも日本を訪れたいと考えていることが分かった。また、その中の7割が、渡航費や宿泊費が適正であれば、今すぐにも訪れたいと答えた。日本食や文化、観光が動機づけになっていると思われる。
この調査結果を受け、東京都産業労働局観光部長の横山氏は、多くの人々が日本旅行を検討していることに大変心強いと感謝、実際に来日して以前と変わらない日本を体験してもらい、日本全体が震災後の復興に向かって一丸となっている姿を見てほしいと語った。
震災後、明らかに海外からの観光客の数は減っている。震災や原発事故だけでなく、円高のせいでもあるだろう。しかしながら、こうしたポジティブな調査結果が出たということは、日本がまだまだ魅力的な観光地である証拠である。観光業界が一層の努力を払い、海外からの観光客を呼び戻せれば、こんなにうれしいことはない。
Hotels.com