GMOクリック証券株式会社は、FX取引者を対象に、アンケート調査を実施し、その結果を公表している。
調査方法は、インターネット調査で、調査期間は、2011年7月8日から7月11日。調査対象は、全国に住んでいる20歳から69歳の男女500名。
調査結果によると、「FXに対するイメージ」について聞いたところ、「手軽に始められる(58.2%)」、「手数料が安い(57.4%)」、「ハイリスク・ハイリターン(55.2%)」、「インターネットサービスが充実している(55.2%)」、「取引方法が簡単である(54.8%)」との回答が、50%を超える結果となった。
規制前に実施した調査結果と比較すると、大きく変化した項目は、「ハイリスク・ハイリターン(-12.4%)」、「取引方法が簡単である(+6.4%)」、「元本割れしそう(-4.8%)」、「親しみやすい(+4.8%)」との結果となり、FXに対する良いイメージが増していることが見受けられる。
「レバレッジ規制後の取引」については、「規制後も取引を続けると思う(44.6%)」、「おそらく規制後も取引を続けると思う(42.6%)」、「おそらく規制後は取引を続けないと思う(4.6%)」、「規制後は取引を続けないと思う(1.4%)」との結果となった。
取引を続けると答えた人に、「レバレッジ規制後の取引内容」を聞いたところ、「特に変わらない(47.7%)」、「1回当りの取引金額を減少する(23.9%)」、「FX取引に充てる証拠金を増額にする(21.6%)」、「取引回数を減少する(14.0%)」との結果となった。
レバレッジとは、「てこ」。少ない資金で、多額の利益を狙う金融商品の倍々ゲームを若干弱める今回の規制は、旨みは減るが、新たな参入者を引きつけることになるのかもしれない。自己責任が弱肉強食と同義語になりつつある現状の投資市場。セーフティネットの整備こそ、自己責任とのセットになってほしいものだ。
GMOクリック証券株式会社リリース