生涯現役だと思う高齢著名人調査
9月19日の敬老の日にあわせてORICON STYLEでは『生涯現役を感じさせる
70歳以上のご高齢著名人』についてリサーチ。調査結果を発表した。
調査期間は2011年8月29日(月)~9月1日(木)。調査対象は10代~40代の男女1,000名。ほんの一昔前は還暦=定年。趣味の盆栽を育てながらゲートボールを楽しみ隠居生活を送るのが一般的というのが世間のイメージだった気がするが、今はハツラツなお年寄りが多いように感じる。
調査結果
1位には「バイタリティに溢れていてスゴイの一言」「アクティブだし、オシャレに気を遣ったりチャーミングな一面もずっと変わらない」など、同一司会者による番組の最多放送回数のギネス記録を持つ、女優でタレントの
黒柳徹子が選ばれた。放送35年目に突入した「徹子の部屋」もさることながら、女優、執筆活動にユニセフ親善大使として積極的な社会貢献・福祉活動と、現在も第一線でマルチに活躍している。「100歳まで現役」を目標に掲げる黒柳。これからも女性の代表として第一線を歩いていってほしい。
2位には 「いつまでも世代を越えて夢中にさせる映画を作り続けてほしい」と、となりのトトロや魔女の宅急便など数々の名作を世に送り出したアニメ映画界の巨匠、
宮崎駿がランクイン。国内だけでなく、海外でも人気の高いアニメを作り続ける宮崎。千と千尋の神隠しはアニメ作品史上初の快挙となる『第52回ベルリン国際映画祭』金熊賞を受賞した。最近では息子の宮崎吾朗氏や米林宏昌氏ら新世代の活躍が目立つがこれからも私たちに夢を見させてくれる映画を作り続けてほしい。
3位には「いい意味で絶対に歳相応に見えない。元気で美しくてあんな風に歳をとれたらいい」「ジャニーズの方々など若い世代と交流を持ち、外に出ることを億劫がらない所がスゴイ!」と主演舞台『放浪記』の主人公・林芙美子を、約半世紀に渡り代役なしで演じ続け、09年5月に上演2000回を突破し、89歳で国民栄誉賞に輝いた森光子が選ばれた。いまだに毎日150回のスクワットを欠かさないという森。その元気はどこから出てくるのか?現在は表立った活動はしていないが、またパワフルな森光子に会いたいものである。
4位以降には徳光和夫、やなせたかし、野際陽子など、今も活躍し続ける面々が揃った。
厚生労働省によると、2010年の日本人の平均寿命は「女性」が86.39歳で全世界No.1、「男性」が79.64歳の世界第4位でいずれも高水準をキープ。これからますます少子高齢化に加速がかかる日本としては、元気なお年寄りがたくさん増えるのはとても喜ばしいことである。