総理にふさわしい著名人調査
小泉元総理が満期で総理の座を降りてから、5年間の間に6人総理が変わるという異常事態の日本。先日、第95代首相に任命された野田佳彦氏。総理になってからわずか9日で鉢呂吉雄前経済産業相が原発事故に絡む不適切な発言で辞任し、任命責任を問われ危ういスタートを切る結果となってしまった。
海外に目を向けると、俳優経験を持つ第40代アメリカ大統領ロナルド・レーガン氏のように著名人が一国の代表に選ばれたケースがあるが、もしメディアで親しみや確固たるリーダーシップのある人物に日本のリーダーを託せるとしたなら誰の名が挙がるだろうか?
そこで、社会人コラム
ORICON STYLE『働きビト』で、今回、
「総理になってほしい著名人」を調査した。
調査期間は、2011年8月26日(金)~8月31日(水)まで。
調査対象は20代から40代までの男女各150名、合計900名。
1位は・北野武
「政治に関する知識もあるし何かを変えてくれそう」「映画監督としての評価も高いから海外での交渉などもうまくいきそう」など、監督業のほかにもお笑いタレントに俳優、作家とマルチに活躍する偉才の
世界のキタノが1位に選ばれた。
2位には「メディアも巻き込んで宮崎の活性化に貢献し地方を盛り上げたから」「古いやり方を撤廃し、一生懸命新しい日本を作ってくれそう」など元宮崎県知事としての経験値が支持を集め、自らの給料や公費を削減し“どげんかせんといかん”の精神でまっとうした姿に賞賛の声が挙がり
東国原英夫が選ばれた。
3位には「自分の意見をしっかり持っていて説明力があるから」「増税などマイナスイメージのことでもちゃんと必要性を説明してくれそう」など高い見識の持ち主で、『そうだったのか! 池上彰の学べるニュース』(テレビ朝日系)などでの本質を捉えた分かりやすい解説が評判の元NHK記者、
池上彰が選ばれた。
その他、4位には米シアトル・マリナーズのイチロー、5位には大阪府知事の橋本徹が選ばれている。
各界からバラエティに富んだ人選がされたが、やはり毒舌を吐いても、非難されても、自分の意見を曲げずに思ったことを実行し、引っ張っていける実行力のある、近年の政治に不足しがちな要素を持ち合わせている人物を求めているという結果になった。
出だしからつまずいてしまった野田新総理、この結果を見て少しでも国民の求めている「理想の総理」に近づいてほしいものである。
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