アイリスオーヤマ株式会社は、情報サイト『アイリス家庭菜園ドットコム』で、サイト会員を対象に、家庭菜園に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。
調査は、3年にわたって行われたもので、2009年は7月30日から8月31日で、有効回答数は2,162名、2010年は7月1日から8月1日で、有効回答数は1,879名、2011年は6月24日から7月31日で、有効回答数は2,222名となっている。
調査結果によると、「過去1年間に栽培したことがある野菜(複数可)」の問いには、「ミニトマト(77.1%)」、「キュウリ(60.6%)」、「ナス(53.1%)」、「ネギ(52.7%)」、「ピーマン(51.0%)」、「シソ(49.4%)」、「ゴーヤー(44.6%)」、「大玉・中玉トマト(42.6%)」、「オクラ(37.9%)」、「レタス・リーフレタス・サラダ菜(37.6%)」との順となった。
また、「グリーンカーテンの栽培経験・興味の有無について」尋ねたところ、「栽培したことがある(53.6%)」、「栽培したことはない・興味はある(36.1%)」、「栽培したことがない・興味もない(10.3%)」との結果となった。
さらに、「育てたことがある、もしくは、育ててみたい植物」のランキングでは、「ゴーヤー(71.8%)」、「あさがお(47.1%)」、「きゅうり(38.0%)」、「へちま(2.4%)」、「ふうせんかずら(2.0%)」の順となった。
ちなみに、『グリーンカーテン』とは、つる性の植物をネットなどに這わせて作る、植物によるカーテンのこと。窓のそばで植物を育てることで、直射日射を遮り室温の上昇を抑えることができるといわれている。
震災後に迎えた夏は、「つる」系植物による“緑のカーテン”への関心が、飛躍的に高まったことが見受けられる調査結果となった。冬場の電力不足は、回避可能をほのめかし、電力会社とその恩恵にあずかる企業群は、節電シフトを解き始めているようだ。一世帯一世帯の生活スタイルの変革が、やがては日本全体の小電力消費化につながることに期待したいものだ。
アイリスオーヤマ株式会社リリース