タイヤの偏摩擦、認知度は5割以下
株式会社ブリヂストンは2011年3月1日に創立80周年を迎えた。4月8日は一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)等が推進する「タイヤの日」である。このことを背景に毎月8日を「ブリヂストン・タイヤセーフティーの日」と設定し、2011年3月から2012年2月までの1年間、毎月タイヤの安全に関わる情報を発信している。
今回は自家用車を所有し、月に1回以上クルマを運転する男女1,000人に対して行った、
タイヤの「偏摩耗」という現象について調査を行った。
「偏摩耗」とは、タイヤのトレッド(路面との接地面)が道路条件や使用条件等により、部分的に異常に摩耗する現象のことである。「偏摩耗」は振動や騒音の原因になるだけでなく、タイヤ寿命の短期化やタイヤ本来の性能(排水性など)を悪化させる可能性があり、それによって空気圧が低下してタイヤが発熱、破裂するケースが多く、パンクに絡む事故が、毎年発生している。
「偏摩耗」を防ぐ方法は主に「タイヤの適正空気圧保持」、「定期的なタイヤの位置交換(ローテーション)」の2つがあり、ブリヂストンは安全啓発の一環として、それぞれ月に一度のタイヤ空気圧チェック、5,000kmを目安とした定期的なローテーションを推奨している。
しかし、自分の運転するクルマのタイヤ適正空気圧を知らないドライバーは約5割、ローテーションの目安走行距離がわからないドライバーは4割以上にのぼっており、日本自動車連盟(JAF)によると高速道路上のパンクで、JAFが出動した出動理由別でトップという結果が出ている。
クルマの部品で唯一路面と接しているタイヤの点検は、安全で快適なカーライフに欠かせない。事故は一瞬で全てのものを失ってしまうかもしれない。これから始まる秋の行楽シーズン、お出かけ前のタイヤ点検を忘れずに!
ブリヂストン HP日本自動車連盟(JAF) HP