株式会社ジェイティービーモチベーションズは、仕事に関する意識と行動の調査を実施し、その結果を公表した。
調査は、2011年8月17日から8月18日の間で、全国の20歳から65歳までの企業に勤める営業職を対象にインターネット調査方式で行われ、有効回答者数は、620人となった。
調査結果によると、「目標達成率」の問いには、「震災前も震災後も目標達成(25.6%)」、「震災前は目標未達成だが震災後は達成(5.9%)」、「震災前は目標達成したが震災後は達成(14.1%)」、「震災前も震災後も目標未達成(54.4%)」との結果となった。
また、「お客様にとって、本当にいいことや役に立つことは何かを考えるようにしている」という項目に対し、「震災前は目標未達成だが震災後は達成」の営業職は、「あてはまる」が43%と最も多く、「震災前も震災後も目標未達成」の営業職の21%のほぼ倍の数字となった。
さらに、「苦手だと感じている場面」の問いには、「見込み客やお客様に、最初にアプローチするとき(25.9%)」、「プロジェクト終了後、清算や経理処理をするとき(18.3%)」、「見込み客やお客様のリストを整理し、どのようにアプローチするかを考えるとき(13.6%)」、「成約や契約締結のための交渉をするとき(11.2%)」が、10%を超える結果となった。
「苦手な仕事でも、できるだけ自分でやるようにする」という項目に対して、「震災前は目標未達成だが震災後は達成」の営業職は、「あてはまる」が46%と最も多く、「震災前も震災後も目標未達成」の営業職の25%の、ほぼ倍近い数字となった。
「苦手な仕事から先に片付ける」については、 「あてはまる」「ややあてはまる」という回答が、「震災前は目標未達成だが震災後は達成」の営業職では54%であるのに対し、「震災前も震災後も目標未達成」の営業職では30%にとどまっている。
「震災前も震災後も目標達成」した営業職は28%が、「苦手なお客様であってもつきあっていく」に対して「あてはまる」と回答、「震災前も震災後も目標未達成」の営業職の12%の2倍以上の数字となった。
「苦手なお客様への自分なりの対応方法を持っている」についても、「震災前も震災後も目標達成」した営業職は69%が「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した一方で、「震災前も震災後も目標未達成」の営業職は47%にとどまり、半数以上が対応方法を持っていない結果となった。
緊急時に、当事者の視野が狭くなるのは、やむを得ない面もあるが、立場によっては、一生懸命さや熱心さでは片付けられない問題もある。公共サービスも同じこと。政府や国会議員、東京電力を含む原子力ムラの人たちにも尋ねてみたいアンケートともいえよう。
株式会社ジェイティービーモチベーションズリリース