
インターネットコムとgooリサーチが、「ゲーム機」について調査を行った。その結果、前回の類似調査とあまり変わっていないことが分かった。
調査概要
調査対象は、全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,083人。男女別では、男性が53.3%、女性が46.7%。年齢別では、10代が16.3%、20代が18.2%、30代が21,9%、40代が16.3%、50代以上が27.3%。
このうち、何らかのゲーム機を所有している人は、694人(64.1%)。所有しているゲーム機は、「ニンテンドーDS(DS Lite、DSi、DSiLL、3DSを含む)」が62.2%、「PS2」が53.0%、「Wii」が51.7%、「PSP」が34.3%、「PS3」が27.8%。この結果は、過去の定期調査「コンシューマゲーム機」(9)の順位と同じで、割合もさほど変わっていない。
実際にプレイしているゲーム機は、順番に「ニンテンドーDS」(42.8%)、「Wii」(36.2%)、「PSP」(22.2%)、「PS3」(20.6%)、「PS2」(20.6%)であり、この順位も上記過去調査と同様であった。
これを見ると、2011年2月に発売された「ニンテンドー3DS」の影響はあまりなかったようだ。ほしいと思っても、実際に手にした人が思ったより少なかったためと思われる。
ところで、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントが年内に「PlayStation Vista」、任天堂株式会社が2012年に「Wii U」という新ゲームを売り出す予定だ。そこで、ゲーム機所有者の購入意向を見てみると、「購入したい人」は「PlayStation Vista」が10.2%、「Wii U」が9.6%に留まった。まだ様子見の傾向が見られる。
前回の調査からあまり変化が見られないということは、ゲーム機が飽和状態にあるのだろうか。あるいは、どうしても買いたいという魅力的なものが見当たらないのだろうか。次回、新ゲームの影響がどのようになっているのか見届けてみたい。
インターネットコムgooリサーチ株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント任天堂株式会社