利用しやすい反面、破損も多いのが現状か?
今や、各携帯会社が出す新作はほとんどがスマートフォンといっても過言ではない。この秋、各社から発表された2011年冬~2012年秋の新機種も半分以上がスマートフォンだった。しかし、主流になりつつあるスマートフォンはパソコンの機能をベースに作られているため、非常にデリケート。画面は露出しており、傷もつきやすい。
オリコンは、スマートフォン利用者の男女10~40代を対象にケータイの破損に関する調査、942人中87人が【自分で壊したことがある】と回答した。
942人中87人が【自分で壊したことがある】と回答
壊した原因の
1位は「水没」で36.8%。2位は「画面を破損した」で33.3%、3位は「落としすぎて正常に起動しなくなった(画面破損は除く)」18.4%だった。
一方、スマートフォンに機種変更する前のフィーチャーフォンについて同様の質問をしてみると、942人中287人が「壊したことがある」と回答。原因については「水没させた」が58.2%と半分以上を占めたが、フィーチャーフォンに折りたたみ式が多いためか「画面を破損した」は29%にとどまった。
フィーチャーフォンに限らず、スマートフォンでも1番多い破損の原因、「水没」。防水使用のスマートフォンも出てきつつあるが、大半は防水加工は施されていない。破損原因第2位の「画面破損」については、専用のカバーや保護シールなど、ある程度のアイテムで回避できる場合があるが、水没だけはどうしようもないのが現状のようだ。
様々なアプリが登場し、機能もさらに充実されていくスマートフォン。企業には便利性だけでなく、本体の強度性の向上も視野に入れてほしいものである。
ORICON Life