
スマホの普及で、メールを打つというより、インターネットにアクセスする機会が多くなったユーザー。それだけ、画面を見つめる時間も多くなったわけだが、果たしてそこにあるモバイル広告についてはどう思っているのだろうか。インターネットコムとgooリサーチが「広告閲覧」について第4回目の調査をした。
調査結果
調査対象は、全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,037人。男女別では、男性が41.0%、女性が59.0%と、やや女性が多い。年齢別では、10代が3.5%、20代が28.4%、30代が32.7%、40代が25.3%、50代が10.2%と、購買意欲の高い20代~40代が中心だ。
まず、モバイル広告に対する認知度を調べると、携帯・スマホでWeb閲覧する984人(全体の94.9%)のうち、モバイル広告を見たことがある人は、920人(93.5%)と大半を占めた。この920人に、「表示されている広告をどう思いますか」と聞いたところ、「あってもよい」と答えた人が45.8%、「ないほうがよい」と答えた人が54.2%となり、モバイル広告を邪魔扱いしている人が目立った。
さらに、「あってもよい」理由と「ないほうがよい」理由を聞くと、「あってもよい」方は、「役に立つ情報がある」「思いがけない情報がある」「(広告によって)無料で高品質のサービスが利用できる」といった理由が挙げられた。「ないほうがよい」方は、「画面が狭くなって邪魔」「無駄に広い画面が必要」「通信に余計な時間/バケットがかかる」「不快になる広告が多い」など、多くの理由が挙げられた。
多くの企業がモバイル広告に注目している中、単に広告するだけでは、消費者の満足を得られないことがこの調査から見てとれる。いかにユーザーの負担を少なくして、魅力的な広告をするかが、これからの課題となることだろう。
インターネットコムgooリサーチ