株式会社クロス・マーケティングは、2012年5月23日、「スマートフォンでのコミュニケーションアプリ利用実態に関する調査」を実施し、その結果を公表した。
調査は、2012年4月13日から2012年4月17日まで、全国の「20歳から59歳までのスマートフォンでアプリを利用している男女」を対象に行われ、有効回答数は、2,000件となった。
なお、今回の調査における「コミュニケーションアプリ」とは、「通話アプリ」や「SNSアプリ」のこと。
調査結果によると、「コミュニケーションアプリの使用状況」の問いには、70%が「使用している」と回答している。アプリ別にみると、「通話アプリ(43.9%)」、「SNSアプリ(40.9%)」が、他を圧倒する結果となった。
「利用頻度」に対しては、「1日複数回」利用するアプリとして「メーラーアプリ(63.9%)」、「SNSアプリ(59.2%)」が、飛びぬけて高い結果となっている。
また、「登録情報をもとに知人を紹介する機能」の認知度は、61.3%で、「あまりよくないと思う」、「よくないと思う」を合わせると、59.6%となり、半数以上の人にとって好意度の低い機能であることがわかった。
さらに、「意図(希望)していない人を自動的に表示された経験」は、42.5%の人が「ある」と回答しており、66.1%の人が「不快に感じる」との回答結果となった。
「登録した個人情報から自動的に知人を検索するサービス」への使用意向に関しては、「知らない人から接触されるのは怖い(50.5%)」、「使いたくない(30.2%)」に対して、「新たな人と出会えてうれしい(8.2%)」、「使いやすい(9.4%)」となり、肯定的な意見は、1割に満たない結果となった。
コミュニケーションを促す度合いが強まるのは、SNSと絡めての「スマホマーケティング」に提供する側が活路を見いだそうとしているからなのだろうか。アプリストアからのダウンロードも、ある意味提供される範囲内での利用となるわけで、“従わなければ…”といった不安が付きまとう懸念も小さくはないのかもしれない。
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