
今や色々なSNSが花盛りだ。オンラインでのコミュニケーションが増えるに従って、日常の連絡手段も変わってきているのではないだろうか。そこで、インターネットコムとgooリサーチが「親しい友人への連絡手段」について調査を行った。
調査結果
調査対象は、全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,082人。男女の比率は、男性が52.8%、女性が47.2%。年齢別では、10代が16.5%、20代が17.8%、30代が21.6%、40代が16.1%、50代が15.6%、60代以上が12.3%となっている。
通常、どんな手段で親友と連絡を取るかを聞いたところ、複数回答で「メール」が927人、「電話」が823人と圧倒的だった。これに比べ「手紙」は163人に過ぎなかった。その後をSNSの「mixi」が150人、「Twitter」「Facebook」がともに121人と続く。
また、用件によって連絡手段を「使い分けている人」は543人(54.1%)で、「使い分けていない人」は383人(38.2%)だった。「使いわけている人」は、ポジティブな話題や用件の場合、親友と「メール」(463人)や「電話」(138人)で連絡を取る人が多く、「Skype」「Line」といった無料通話サービスやSNSを使う人は30人にも満たなかった。
この調査からは、SNSが盛んになってきたとはいえ、親しい人とは従来通りメールや電話で連絡を取っていることが分かった。それは、SNSはオープンであるため、広く浅い人間関係に向いており、メールや電話といった手段は、情報がクローズドであるので、より個人的な関係に向いているという特徴があるからではないか。今後も、状況に応じて連絡手段の使い分けが進んでいくに違いない。
インターネットコムgooリサーチ