9割の看護師が「就職活動に関する情報不足」を実感・看護師の就職活動で調査

株式会社ＱＬｉｆｅと、フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社による医療専門ユニット「ＦＨヘルスケア」は、全国200人の看護師（現職、休職中ともに100人ずつ）を対象とした就職と転職活動に関するインターネット調査を実施した。それによると9割の看護師が「就職活動に関する情報不足」を実感し、就職・転職後にギャップを感じている看護師が半数以上に上ることがわかった。

調査は全国の看護師200人（現職の看護師100人、休職中の看護師100人）を対象に、インターネットを使用して10月29日～31日に実施された。

調査結果から、約9割の看護師が就職情報が不足していると感じていた。さらに8割近くの看護師が、就職前と就職後の情報のギャップを感じていた。

就職前と就職後でギャップがある情報は、「職場の雰囲気や人間関係」、「仕事のやりがい」などの「いきいき情報」であり、これらの情報は就職前に十分に入手できていないことがわかった。

また「いきいき情報」は従来型の就職情報ルートよりも、口コミのほうが信頼される傾向あることもわかった。こうしたことから調査報告では、「いきいき情報」は転職や再就職の潜在層を喚起する可能性もあることを指摘している。

様々な養成策が講じられながらも、依然として看護師不足が続いている。ギャップを解消して看護師の供給を喚起するためには、職場環境などに関する十分な情報提供が必要といえるかもしれない。

（編集部　小板橋）