「投資信託」への理解不足が要因
2009年1月14日 野村アセットマネジメントは、『投資信託に対する意識調査』の結果を発表した。
調査結果によると、『貯蓄から投資へ』については、およそ6割が「言葉も内容も知っている」、「言葉だけ知っている」とあるが、その6割近くが「投資は必要ない」との意向を示した。ただし『貯蓄から投資へ』について「言葉も内容も知っている」場合には、「投資が必要不可欠」との認識が高まる傾向がある。このことから、「『貯蓄から投資へ』に対する理解が不十分なため、投資意欲が伸び悩む現状となっていると見受けられる。また、2008年の金融危機での相場の急激な変動に関して、投資リスクを認識しつつも、投資を打ち切るのでなく、静観するスタンスであることがうかがえる。
2010年は東京証券取引所の「AllowHead」導入による株式取引の高速化や中国など成長国への投資の活発化が見込まれる。元本の保障の有無や分配金による安心感を認識してもらうためのサービス向上をより一層図ってゆく必要がありそうである。
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http://www.nomura-am.co.jp/(編集部 上田真之)