サクラサク、手にした後の新たな苦労
サクラ咲ク、受験生はそろそろそんな通知を手にするために、最後の追い込みへ向けて準備している頃ですね。
中にはもう推薦入学などで進学先を決めている人もいるのではないでしょうか?
受験生が晴れて合格通知を手にしたとき、親元を離れて一人で生活することになる人が頭を悩ませるのは新居のこと。
いい物件は早いもの勝ち。
実際、大学の合格発表や入学手続きの日などは数多くの不動産会社がキャンパスに出入りし、新入学生となる受験生に物件を案内しています。
合格したその足で物件を探す人も少なくないため、「この部屋が良かったのに一足遅かった!」ということになりかねません。
世の受験生は受かった先のことももう考えないといけませんね。
意外な結果?受験生のお部屋探し
近年ではインターネットの部屋探しも充実している状況で、実際に内見しなくても外観や間取り、部屋の中の写真まで見れてしまうことがあります。
受験生はどういったサービスを利用しながら部屋を探しているのでしょうか?
受験生をWEBや雑誌で応援している会社
「アドエイト」が発行する受験生用の物件情報誌「部屋探しブック」のアンケートはがきで、受験生の部屋探しの状況がどうなっているのか調査されました。
有効回答341通。受験生の部屋探しの実態が明らかになりました。
結果はこちら。
Q.あなたは「部屋探しブック」を見て、
インターネットで気になった会社や物件のホームページ
を見られましたか?
◎見ていない
1.インターネットは一切見ていない→184件
2.本誌の会社・物件は見ていないが、インターネットでも部屋を探した→71件
なんと、学生は物件情報誌に物件のURLが掲載されていても、およそ三分の二の人がインターネットを利用しない、という結果が出ました。
やはり初めて一人暮らしをする部屋、雑誌やインターネットだけの情報ではなく、実際に自分の目で見て確かめて、住みやすいところかどうかを決めたい、というところが受験生の本音でしょうか。
アンケートはがきのみの回答で、パソコンや携帯電話からの資料請求は487件あったとのことなので、少しアンケート結果が偏ったのかもしれない、とのこと。
では、インターネットを見た人はどういった状況でインターネットを利用しているのか、見てみましょう。
◎携帯だけ見た
3.会社・物件名でキーワードを検索した→9件
4.アドレスを入力した→2件
5.QRコードを使った→11件
◎パソコンで見た
6.会社・物件名でキーワードを検索した→62件
7.アドレスを入力した→1件
◎携帯・パソコンを両方見た
8.会社・物件名でキーワードを検索した→1件
9.アドレスを入力した→0件
やはり間取りや外観の写真を見るならパソコンで見るほうがいいのか、携帯は必ず持っているであろう受験生でもパソコンでキーワード検索をすることが多い様子。
それでも情報誌を見てパソコンで検索した人は、インターネットを見た人の約半数。
アドレスが載っていてもアドレスを入力する人は殆どいない、というところからも、揺れ動く受験生の新居探しの様子が伺えます。
回答期限が2010年2月10日だったため、気休めに物件を眺めてもパソコンを立ち上げる時間があったら勉強したい、という人もいたのかもしれませんね。
意外と浸透していないインターネットの物件探し。
若い人でも、「情報は足で稼ぐ」の精神は未だ健在のようです。
アドエイト